日立派遣ユニオン
新しいユニオンが結成されました。
その名は「日立派遣ユニオン」。
日本を代表する電機メーカー、日立製作所で働く派遣、請負、有期契約雇用の労働者が結集し、2月16日、非正規職労働者の権利と労働条件の向上をめざして活動をスタートしました。
最初の活動は、日立製作所が派遣社員を自社の契約社員であるかのように偽装して働かせている件について。東京労働局に調査を申し入れた後、日立製作所とアイラインに団体交渉を申し入れました。
この「直接雇用偽装」とは、次のようなもの。
日立製作所マイクロデバイス事業部(東京都青梅市)は半導体の製造開発を行っていますが、ここでは派遣労働者の受け入れ期間制限を超えて派遣労働者を働かせるために、業績急伸中の派遣会社アイライン(増山浩史会長、本社栃木市、年間売上高300億円)から受け入れていた派遣労働者を、昨年6月以降、形式的に日立の有期契約社員として雇用したことにして働かせていた疑いがあるというものです。
これら直接雇用にされた派遣労働者の労働条件は派遣時代と全く同じ。しかも、住んでいる寮もアイラインが借りているものです。どこからみても実質は派遣労働者のままなのです。
これら1年を超えて継続就労している派遣労働者(現在は日立の契約社員ということにされている)は、本来なら日立製作所からほんものの直接雇用の申し込みを受ける権利があるはずなのに、偽装工作のためにその権利を侵害されているのです。
加えて日立製作所は今年3月でこれら契約社員を全ていったん契約解除=解雇するというのですから理不尽極まりありません。
日立派遣ユニオンはガテン系連帯の一員としてがんばって活動していきます。
■日立製作所への要求事項
■アイラインへの要求事項
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